水曜日の出来事

水曜日のお客様。
親子3人でのご来店。


お嬢様は、清楚で可愛らしく上品な服装をしていた。
そして、足はまったく動かず、車いすだった。
父親、母親も上品な服装をしていた。



両親が「言いなさい。」優しく、小さい声で言った。
「これを、お願いします。」
膝の上にペットボトルとキャンディが置いてあった。

「はい♪こちらですねー。」と商品を取った。
「○○○円でございます。」と笑顔で言った。

手伝おうと思っていたが、自分で出来ることをしてしまってはいけない。
出来ること、出来ないことを確認しなくてはいけない。
何か言うのを笑顔で待っていた。

両親が「お願いしなさい。」と言うと、
「ここからお金を取ってくれますか?」と言った。
愛らしい顔だった。

指は硬直していた。
綺麗な指なのに、すべて動きそうになかった。

声が出なかった。
代わりに涙が出そうになってしまった。

楽しいお買い物なのだ。
笑顔で応対しなくてはならない。
こらえて笑顔で「かしこまりました♪」
高級なブランドの財布を出して、お金を取った。

母親の気持ちも考えてしまった。
不憫だろうと思う。
だからこそ、余計に可愛くて仕方がない、そんな風に見えた。

私は笑顔を作って、お釣りを確認し、
全部見せてから、閉まった。

「はい。大変お待たせいたしました。よろしいでしょうか?」

「ありがとうございます。」可愛らしい子だった。

「ありがとうございます♪またどうぞお越しくださいませ。」笑顔で見送った。

姿が見えなくなるまで、見送っていた。
楽しそうな笑顔が見れた。




あの子は不便だろうと思う。

親からしたら不憫だと思う。

でも始終笑顔だった。


見習はなくてはいけない。

幸せは自分で作ることもできる。




湧水と花
ありがとうございます
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